還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

親の老い・介護

老いることは大変だけど、娘は初めてハグできました。母のほっぺは柔らかく、骨ばっていた父の背中

1か月半ぶりに実家に帰省してきました。 今回のミッションは、 1.寝たきりで有料老人ホーム入所中の母の状態を確認し、励ますこと 2.足が不自由となり認知症も心配な父の状況を把握すること 3.叔母たちに会って、日ごろの感謝を伝えること 4.姉の話…

身近なシングル介護。一人暮らしの認知症でも幸せに暮らせる?

昨日は、夜、美容院へ。 髪を染めてもらっているのは、5年ほどのお付き合いになる美容師さん。 座席が2つだけの小さな小さな美容室です。 40代半ばの男性の美容師さんが、一人で店を切り盛りされています。 隣の席のお客さんは、多分、私と同世代。 パーマ…

高齢の父よ、あなたはそこにいるの?納得と寂しさ、覚悟が入り交じった秋の日の午後。

ケアマネの友人と車中で 昨日のこと。 友人4人と一緒にランチ。 その帰りに、ケアマネとして働く一人の友人を車で送っていくことになりました。 二人きりになった車中で、 「それで、実家のご両親はどうなん?」 そう問いかけてくれた彼女。 「それがね・・…

JIJITOXIN(ジジトキシン)特効薬はあるのか!介護という親子関係の最終章

JIJITOXIN(ジジトキシン) 耳慣れない言葉でお騒がせいたしております。 JIJITOXINとは、我が老父が周囲に放つある種の「毒」。 その毒とは、主に以下の成分によって成り立っております。 ・都合の悪いことは、人のせいにする ・他人を、自分を助ける道具の…

弱さを武器に周囲を都合の良いように振りまわす父。姉の戦略。

現在、有料老人ホームでお世話になっている母親。 その母親を見舞うことが唯一の生きがい、楽しみになっている父親。 杖をついてようやく歩ける89歳の父親は、仕事を持つ姉が、週に2日間、母の妹(叔母)が週に1~2度、母親の元に連れていってくれるのを…

人生の最晩年に訪れた大恋愛。娘の戸惑い、夫婦のあり方

このブログにも綴ってきましたが、昨年末に84歳の母親が脳梗塞で倒れ、現在、有料老人ホームでお世話になっています。 左半身の自由を失い、ほぼ寝たきり。要介護度は5。食事も、一日に2回は胃瘻からの経管栄養に頼っています。 身体面でのダメージが大き…

「別人になった母には興味がない」。モヤモヤするけどこれもありか、親子よ、介護よ、どこへ行く!

以前、ジムのダンス系のクラスでご一緒した50歳代のAさん。 「お母様が脳梗塞で倒れた」 そんな風の便りは聞いていましたが、私も、ここ半年はジムにもご無沙汰。 ずっとお会いしないままでしたが、先日の地域の「夏祭り」で偶然にも再会。 「あら!元気にし…

写真とはなんと残酷なものかとつくづく思う

昨年末に脳梗塞で倒れた母親。 梗塞の範囲が広く、左半身の自由をほぼ失い、寝たきりとなって現在、有料老人ホームへ入所中です。 幸い、意識レベルは意思疎通が可能な程度には保たれていて、施設のスタッフとの会話もほぼ可能。 ケアを受けると、「ありがと…

最後に残された、一人で生きていくという大仕事。

89歳の父と84歳の母。 母は、7か月前に脳梗塞を発症。現在、有料老人ホームに入所中。 父は、一人でサービス付き高齢者住宅に入居しています。 結婚以来、62年間、離れたことのなかった夫婦が、別々に暮らすことになりました。 母親を恋しがる父 父は、足の…

反省!高齢者施設の選択は、食事の質を重視すべきだった

昨日電話で、 「どうも食欲がなくてさ、普段は60キロあった体重が、昨日測ったら、54キロしかなかったんだよ」と父親。 半年前に母親が倒れて長期入院中。 父親自身も転倒し、車イス生活を余儀なくされていました。 食欲不振は、心労と体調不良によるものが…

介護者の心が折れるとき

昨日、父と姉との間で、ちょっとした事件が勃発しました。 決して楽しい話題ではないので、介護に関心をお持ちでない方は、どうぞスルーしてくださいね。 大声で父から怒鳴られた姉 さて、昨晩、姉から電話がありました。 「もしもし・・・」第一声の声のト…

最後はスーツケース1つ分の荷物:両親の最晩年

脳梗塞で寝たきりになった母。 介護付き有料老人ホームへの入所が決まりました。 主に胃瘻などの医療処置が必要な方を対象とした施設で、全室個室。 部屋の広さは、約6畳。ビジネスホテルのシングルルーム程度です。 ベッドの他は、小さな作り付けの整理棚…

父からの1本の電話-振りまわされているのか、踊っているのか

もともと変形性膝関節症で歩行が不自由だった父。 3週間ほど前に転倒し、それ以来、車いすでの生活となりました。 幸いなことに骨折はなく、「痛くても頑張って歩いてください。そうでないと、歩けなくなりますよ」と医師に釘をさされ、処方された消炎鎮痛…

「病院も収益が確保できないことはやれない」この当たり前のことを忘れていた

2月1日から回復期リハビリ病院へ入院している母親の施設入所が決まりました。 行き先は、介護付き有料老人ホーム。 父親は、自分の元へ帰って来ることを願っていましたが、1日2回の胃瘻による経管栄養が必要な母親は、父の暮らすサービス付き高齢者住宅…

電話による遠距離介護-離れていてもできること

昨年末から始まった遠距離介護。 当初は、脳梗塞で倒れた母の病院での付き添いを中心に、月3回ほど3~4泊で出動。 2月、3月は月2回。 母親の状態が落ち着き、4月、5月は、月1回と、帰省する頻度は減っています。 ただ、帰省は減ったとはいえ、安心し…

様変わりする田舎の介護事情

シニア世代が集まれば、話題はだいたい、「介護」、「年金」、「病気」、「お墓」だそう。 少し前の私なら、そう聞いて、「へぇ~」と笑っていたものです。 ところが、昨日の友人たちのと話題は、もっぱら「介護」。 メンバーは、60代2人、40代1人。そして…

「お父さんはお母さんを愛しすぎます。それがリスクです」と言われた一件

3月1日に回復期リハビリ病院へ転院した脳梗塞の母。 リハビリ病院に入院できるのは150日が限度。 そろそろ次の療養場所を考えなければならず、先日、病院で主治医、ケースワーカーを交えた面談がありました。 「苺と共に登場」の父 その面談の場で初めて知…

サービス付き高齢者住宅に入居への道のり。押したり引いたり、ピンチをチャンスに

サービス付き高齢者住宅に入居中の父親と、回復期リハビリ病院に入院中の母。 サービス付き高齢者住宅に入居したことによって、母親が入院後も、父親の暮らしが保障され、両親はもちろんのこと、私たち姉妹も、本当に救われました。 もしも父親が入居してい…

ケアマネさんに学ぶ老父の怒りへの対応

父は、若いころから些細なことで怒りを爆発させる人でした。 それは、時と場所を選ばず。 デパートの食堂で 私が中学生の頃、年末にデパートの食堂で家族そろって食事をすることになりました。 年末の大売り出しの最中で、食堂はごった返していました。 少し…

同居介護はしないという選択

車いす生活となった88歳の父と、脳梗塞で寝たきりとなった母。 現在、父は、サービス付き高齢者住宅に入所、母親は、回復期リハビリ病院に入院しています。 両親は、突然、現在のような介護度になったわけではなく、7~8年前から、少しづつ手助けが必要に…

「過去と他人は変えられない」というけれど

過去と他人は変えられない 過ぎ去った過去に囚われることなく、他人を自分好みの人に変えようと無駄なエネルギーをつかうこともせず、淡々と飄々と自分の人生を生きていく。 私の、生き方の芯のひとつになっているこの言葉。 特に、「他人は変えられない」、…

今年の「母の日」には、母の絵を描いて贈ろうと思います。

もうすぐ「母の日」ですね。 ブロガーの皆さんが、「母の日」ギフトに最適な品物をたくさんご紹介くださっていて、ついつい見入ってしまいます。 「これいいな」「これ欲しい」と自分がいただく側になってにんまり。 でも、私の母は、ベッドで寝た切り。 エ…

さらに迫る来る老い。父が自分の「死」を意識する。

バランスを崩して転倒 脳梗塞で回復期リハビリ病院に入院中の母を、毎日のように見舞っていた88歳の父。 変形性膝関節症で両足が不自由ながら、杖を頼りに病院と高齢者マンションをタクシーで往復していました。 体力の弱った父。連日出かけていたら、きっと…

人生の最晩年に与えられた「忘れる」ことの幸せ

先日、叔父を見舞い、その足で母の入院先に向かい、帰りに姉と父で夕食を共にしたときのことです。 母は、あまり運動機能の回復は見られないものの、意識はかなりハッキリしてきました。 帰り際には、父の手を握り、 「お父さん、来てくれてありがとうね。身…

妻が寝たきりになって味わう幸せ

母が脳梗塞で倒れた当初の、88歳になる父の狼狽ぶりは、想像を超えるものでした。 ベッドサイドで母の手を握っては涙ぐむ父。 初めて見た父の涙でした。 一日に何度も娘たちのもとに電話をかけ、「母さんは大丈夫なんだろうか」「母さんは、どうなんだ?」と…

ねたきりになって掴んだ幸せ

昨年12月に脳梗塞で倒れた母。 その後2月に回復期リハビリ病院に転院し、胃瘻をつけて、現在も入院中です。 摂食訓練を受け、調子の良いときで7割ほど食べられるようになりました。 身体機能の回復はほとんどみられずませんが、意識レベルはかなり改善。 …

88歳父の食欲と老い方の心得

先日帰省した時のこと。 午後、姉夫婦、父親の3人と、母親の入院する病院で合流。 病室の母を見舞った後、早めの夕食を共にすることになりました。 ビッグカツ定食を注文 入ったのは、父親の指名によるトンカツの専門店。 父は、座るなり生ビールを注文し、…

若い頃の写真を見て脳が活性化?脳梗塞、寝たきりの母の場合

先日は、母親の84回目の誕生日。 ベッド上ではありましたが、本当にささやかなお祝いをしてきました。 しばらくぶりに会った母は、明らかに意識レベルが改善。 会話らしい会話ができるようになっていました。 昨日の最良のプレゼントは、若いころの写真 一緒…

ゴミの分別ができなかった母、それが認知症の最初のサインだった

実家の土地を売却処分するため、家の解体が始まりました。 解体業者に引き渡す前に、ゴミ、不用品の類いを処分しなければなりません。 3年前にサービス付き高齢者住宅に転居するまで、約50年近く暮らしていたその家は、まさにゴミ屋敷でした。 恐くて中身が…

記憶の積み重ならない人を介護するということ

父の認知症。 今のところ軽度です。 物の置き場所や最近の出来事はすぐに忘れてしまうけれど、有り難いことに、一人で排泄や食事、着替えもでき、生活は何とか成り立っています。 ただ、時々、ぎょっとするようなことがあり、父親は確かに認知症なのだと、何…