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還暦からの再起動

リタイア後に田舎暮らしを始めた還暦女子。それなりの「人生の旬」を綴ります。

親の老い・介護

介護者の心が折れるとき

昨日、父と姉との間で、ちょっとした事件が勃発しました。 決して楽しい話題ではないので、介護に関心をお持ちでない方は、どうぞスルーしてくださいね。 大声で父から怒鳴られた姉 さて、昨晩、姉から電話がありました。 「もしもし・・・」第一声の声のト…

最後はスーツケース1つ分の荷物:両親の最晩年

脳梗塞で寝たきりになった母。 介護付き有料老人ホームへの入所が決まりました。 主に胃瘻などの医療処置が必要な方を対象とした施設で、全室個室。 部屋の広さは、約6畳。ビジネスホテルのシングルルーム程度です。 ベッドの他は、小さな作り付けの整理棚…

父からの1本の電話-振りまわされているのか、踊っているのか

もともと変形性膝関節症で歩行が不自由だった父。 3週間ほど前に転倒し、それ以来、車いすでの生活となりました。 幸いなことに骨折はなく、「痛くても頑張って歩いてください。そうでないと、歩けなくなりますよ」と医師に釘をさされ、処方された消炎鎮痛…

「病院も収益が確保できないことはやれない」この当たり前のことを忘れていた

2月1日から回復期リハビリ病院へ入院している母親の施設入所が決まりました。 行き先は、介護付き有料老人ホーム。 父親は、自分の元へ帰って来ることを願っていましたが、1日2回の胃瘻による経管栄養が必要な母親は、父の暮らすサービス付き高齢者住宅…

電話による遠距離介護-離れていてもできること

昨年末から始まった遠距離介護。 当初は、脳梗塞で倒れた母の病院での付き添いを中心に、月3回ほど3~4泊で出動。 2月、3月は月2回。 母親の状態が落ち着き、4月、5月は、月1回と、帰省する頻度は減っています。 ただ、帰省は減ったとはいえ、安心し…

様変わりする田舎の介護事情

シニア世代が集まれば、話題はだいたい、「介護」、「年金」、「病気」、「お墓」だそう。 少し前の私なら、そう聞いて、「へぇ~」と笑っていたものです。 ところが、昨日の友人たちのと話題は、もっぱら「介護」。 メンバーは、60代2人、40代1人。そして…

「お父さんはお母さんを愛しすぎます。それがリスクです」と言われた一件

3月1日に回復期リハビリ病院へ転院した脳梗塞の母。 リハビリ病院に入院できるのは150日が限度。 そろそろ次の療養場所を考えなければならず、先日、病院で主治医、ケースワーカーを交えた面談がありました。 「苺と共に登場」の父 その面談の場で初めて知…

サービス付き高齢者住宅に入居への道のり。押したり引いたり、ピンチをチャンスに

サービス付き高齢者住宅に入居中の父親と、回復期リハビリ病院に入院中の母。 サービス付き高齢者住宅に入居したことによって、母親が入院後も、父親の暮らしが保障され、両親はもちろんのこと、私たち姉妹も、本当に救われました。 もしも父親が入居してい…

ケアマネさんに学ぶ老父の怒りへの対応

父は、若いころから些細なことで怒りを爆発させる人でした。 それは、時と場所を選ばず。 デパートの食堂で 私が中学生の頃、年末にデパートの食堂で家族そろって食事をすることになりました。 年末の大売り出しの最中で、食堂はごった返していました。 少し…

同居介護はしないという選択

車いす生活となった88歳の父と、脳梗塞で寝たきりとなった母。 現在、父は、サービス付き高齢者住宅に入所、母親は、回復期リハビリ病院に入院しています。 両親は、突然、現在のような介護度になったわけではなく、7~8年前から、少しづつ手助けが必要に…

「過去と他人は変えられない」というけれど

過去と他人は変えられない 過ぎ去った過去に囚われることなく、他人を自分好みの人に変えようと無駄なエネルギーをつかうこともせず、淡々と飄々と自分の人生を生きていく。 私の、生き方の芯のひとつになっているこの言葉。 特に、「他人は変えられない」、…

今年の「母の日」には、母の絵を描いて贈ろうと思います。

もうすぐ「母の日」ですね。 ブロガーの皆さんが、「母の日」ギフトに最適な品物をたくさんご紹介くださっていて、ついつい見入ってしまいます。 「これいいな」「これ欲しい」と自分がいただく側になってにんまり。 でも、私の母は、ベッドで寝た切り。 エ…

さらに迫る来る老い。父が自分の「死」を意識する。

バランスを崩して転倒 脳梗塞で回復期リハビリ病院に入院中の母を、毎日のように見舞っていた88歳の父。 変形性膝関節症で両足が不自由ながら、杖を頼りに病院と高齢者マンションをタクシーで往復していました。 体力の弱った父。連日出かけていたら、きっと…

人生の最晩年に与えられた「忘れる」ことの幸せ

先日、叔父を見舞い、その足で母の入院先に向かい、帰りに姉と父で夕食を共にしたときのことです。 母は、あまり運動機能の回復は見られないものの、意識はかなりハッキリしてきました。 帰り際には、父の手を握り、 「お父さん、来てくれてありがとうね。身…

妻が寝たきりになって味わう幸せ

母が脳梗塞で倒れた当初の、88歳になる父の狼狽ぶりは、想像を超えるものでした。 ベッドサイドで母の手を握っては涙ぐむ父。 初めて見た父の涙でした。 一日に何度も娘たちのもとに電話をかけ、「母さんは大丈夫なんだろうか」「母さんは、どうなんだ?」と…

ねたきりになって掴んだ幸せ

昨年12月に脳梗塞で倒れた母。 その後2月に回復期リハビリ病院に転院し、胃瘻をつけて、現在も入院中です。 摂食訓練を受け、調子の良いときで7割ほど食べられるようになりました。 身体機能の回復はほとんどみられずませんが、意識レベルはかなり改善。 …

88歳父の食欲と老い方の心得

先日帰省した時のこと。 午後、姉夫婦、父親の3人と、母親の入院する病院で合流。 病室の母を見舞った後、早めの夕食を共にすることになりました。 ビッグカツ定食を注文 入ったのは、父親の指名によるトンカツの専門店。 父は、座るなり生ビールを注文し、…

若い頃の写真を見て脳が活性化?脳梗塞、寝たきりの母の場合

先日は、母親の84回目の誕生日。 ベッド上ではありましたが、本当にささやかなお祝いをしてきました。 しばらくぶりに会った母は、明らかに意識レベルが改善。 会話らしい会話ができるようになっていました。 昨日の最良のプレゼントは、若いころの写真 一緒…

ゴミの分別ができなかった母、それが認知症の最初のサインだった

実家の土地を売却処分するため、家の解体が始まりました。 解体業者に引き渡す前に、ゴミ、不用品の類いを処分しなければなりません。 3年前にサービス付き高齢者住宅に転居するまで、約50年近く暮らしていたその家は、まさにゴミ屋敷でした。 恐くて中身が…

記憶の積み重ならない人を介護するということ

父の認知症。 今のところ軽度です。 物の置き場所や最近の出来事はすぐに忘れてしまうけれど、有り難いことに、一人で排泄や食事、着替えもでき、生活は何とか成り立っています。 ただ、時々、ぎょっとするようなことがあり、父親は確かに認知症なのだと、何…

遠距離介護、遠方の妹が介護する姉にすべきこと

近くに住む姉が、仕事をつづけながら両親の介護をするようになって3か月半。 姉は、休みの日は、母親の入院先と父親の高齢者マンションを訪ね、仕事のある日も、仕事帰りに父親の元に走るなど、体も心も、休まることがありません。 できることのすべてを尽…

介護にまつわる気持ちの揺らぎをコントロールする方法

母親が脳梗塞で倒れたのは、昨年12月の半ば。 両親と同じ市内に住む姉と、遠方の私での介護が始まりました。 両親の元に帰ったのは、3か月半で8回。 姉の負担に比べたら、私が担っている部分など、本当にごくわずか。 それでも、いつも両親のことが頭から…

両親の老後資金の運用はありか?

両親が、ご自分の老後の資金を運用しているという友人 昨日のことです。 実家を売却してつくったお金も、このままでいけばあと数年で底をつきそう。 今後の両親の生活資金が心配だと友人に話していたら、「資金を運用したら?」と友人の両親のことを話してく…

介護者を傷つける「トゲのある言葉」

それは、つい先日、母親が、胃瘻をつけることを決断した直後のことでした。 年老いて認知症もあり、冷静な判断が下せない父親。 結局、姉と私で決断し、父親の了解を得るというかたちで話しは進んでいきました。 「胃瘻をつけるとね・・」 「もし、つけなけ…

介護ストレスから身を守る。姉の場合

今年62歳になる姉は、昨年の3月末に長年勤めた会社を定年退職し、4月から関連会社に再就職しました。 それまでの管理職という立場を離れ、肩の荷を下ろした姉は、さまざまなストレスかあら解放され、純粋に仕事そのものを楽しんでいたようです。 そして、再…

父親の通帳やカードの管理は可能か?

姉と、今後のお金の見通し、つまり、このままでいけば、自宅の売却でできた現金も、6~7年、早ければ5年ほどで底をつくことを話しました。 仕事をもちながら、日々、介護に奮闘する姉は、金銭的な見通しについて具体的に考えたことはなかったそう。 「そ…

胃瘻の母と要介護の父が共に暮らせる施設、そのお値段は?

サービス付き高齢者住宅に居住する要介護1の父と、胃瘻をつけ寝たきりの母親の今後の生活。 もしも、母親が老健や特養に入所したとすると、二人の費用は高額となり、自宅を売却してできた貯金も、数年(多分6~7年)で底をついてしまうことがわかってきま…

老健、特養に入所したら、いくらかかるの?

無事に実家の売却が決まり、やれやれと一息ついたところで、父親のタクシー代が月10万円と知って、にわかに父親の金銭管理が心配になった私。 今後、長期的にどれほどのお金が必要になるのかを調べてみました。 母親は、現在、回復期リハビリ病院に入院中。 …

月に10万円のタクシー代、父親のお金の管理をどうするか

気がつかないうちに、父親の口座残高が底をつき、急遽、自宅を売却することに。 これで、金銭的に多少のゆとりができると思っていましたが、新たな気がかりが発生。 それは、父親が一月に使うタクシー料金。 今月は、すでに10万円という金額になっています。…

母親への贖罪、それが父親を突き動かしているのか

寝ても醒めても母親のことが頭を離れない父親。 胃瘻をつくることが決まった当初は、「母さんには、生きてもらわなきゃならんからなぁ」と言っていたにもかかわらず、翌日になると、「胃瘻をすると、帰って来られないだろ」と否定的なトーンに。 気持ちが揺…

88歳の父、胃瘻が決まった母に「男としての責任を果たす」と言いだした

母親の胃瘻が決まって、一段落した気分。 友人とのお喋りに花を咲かせていたところへ、父親からの電話がありました。 沈んだ声で、「母さんはどうなんだ?大丈夫かな?」といつもの第一声。 胃瘻をしても、ここには帰って来られないだろ? 「うん、大丈夫。…

胃瘻をめぐり揺らぐ家族、胃瘻を決断する

胃瘻をつくって、ほぼ寝たきりのまま長期間、命を長らえさせることが果たして母親の幸せにつながるのか、 かといって、胃瘻をつくらず在宅ケアに切り替えることは困難。 そんな状況のなかで、気持ちが二転三転する私たち家族。 結局は、「胃瘻をお願いしよう…

「胃瘻はしない」という選択はあるのか

胃瘻をするか否か、私たち家族に重大な決定が迫られました。 胃瘻をすれば、命を長引かせることはできるけれど、それは母親の幸せに本当につながるのか。 胃瘻をした後の母親の未来に明るい将来の姿を見出せないと感じた私たちは、「胃瘻はしない」という方…

胃瘻を造った後の母親の未来

胃瘻を造ることを強く勧められた母。 「もろ手を上げて賛成!」とはならなかった私たち家族。 それは、胃瘻を造った後の母親の未来に、母の幸せ、希望があまり見えないと感じたからです。 胃瘻を造ったらお母さんどうなるの? 胃瘻を造った後の母親の将来を…

胃瘻を再度勧められる。医師の説明、家族の直観

回復期リハビリ病院へ転院後、インフルエンザ感染などトラブルが続き、嚥下機能がむしろ後退した感のあった母親。 その後、体調が持ち直し、嚥下機能を確認する検査を受けました。 バリウムを飲んだところ、気管への流入はなく、嚥下機能は保たれていること…

確執のあった父親と母親の看取りの話をする

どうなんだい?胃瘻っていうのは 母親が経管栄養をしたまま、在宅に戻って来ることは現実的には難しいと判断した父親は、「管を抜いて帰って来るのが一番なんだけどな」と呟くように言いました。 そして、「胃瘻があるっていうけど、どうなんだい?胃瘻って…

経管栄養が必要な母、在宅に戻ってこられるの?

さてさて、にわかに胃瘻の可能性が浮上した母親。 「食べられるようになれば、抜くことも簡単にできますから」とのことでしたが、しかし、これから命ある限り、胃瘻による経管栄養が必要になるかも知れません。 母親の帰りを一日千秋の思いで待ちわびる父親…

このタイミングで胃瘻の話し?早すぎやしませんか?

脳梗塞で倒れた母親は、約40日間の急性期病院での治療を終え、回復期リハビリ病院に転院しました。 急性期病院で40日間、点滴につながれ、ほぼ寝たきりの生活を余儀なくされた母親は、寝返りもできず、排泄はオムツ。 ただ、食事は基本、鼻から入れたチュー…

取り壊しが決まった実家から何を引き取るか

父親のgoサインの元、早急に実家の売却に向けて動きだした私たち。 不動産屋さんが決まり、上物の家は解体し、更地にして売り出すことになりました。 不用品の廃棄、家の解体に関しては、不動産屋さんが業者を紹介して下さるとのこと。 業者の方が作業を始め…

DV夫と妻の最晩年、その絆の強さに驚く

根はとても優しい父ですが、若いころから感情のコントロールが苦手な人で、よく母親に当たっては、母を怒鳴りつけていました。 それに加えて、大の酒好き。 お酒を飲むと、毎晩、長々と独演会。父親の機嫌をそこねないよう、幼いころから私たち姉妹は、それ…

父親に実家の売却をもちかける

父親が、ネットで大量の骨董を買いこみ、気づいたら父親の口座はほぼ残高ゼロ。 当座の生活のみならず、今後の両親の生活をどのように組み立てるべきか、根本的に見直さなければならない状況となりました。 姉と父親との約束 これほど早く貯金がなくなってし…

看護師さんへ。クレームではなく、お願いです。

急性期病院での出来事 それは、脳梗塞で倒れた母親が、急性期病院の神経内科に入院していたときの出来事です。 その病院は、ベッド数600床の中核病院。公立の病院として、市民が信頼を寄せる医療機関のひとつ。 病棟には、母親と同様、意識がはっきりしなか…

遠距離介護、夫の存在

昨年末に母親が脳梗塞で倒れて以来、この3か月間で計8回、片道5時間の道のりを帰省しました。 ほとんど私一人の帰省。夫は、2匹のわんこたちとお留守番。 通うのは私ひとりのだとしても、夫にも多大な影響が及び、また夫の支えなくしては、乗り切れない…

実家への愛着、姉妹の温度差、溝を越えて

両親の老いが大きなうねりとなって現れるその直前に、近くに住み、両親のサポートをしてくれていた姉と、実家の「家」について、話し合ったことがありました。 ゴミ屋敷と化した実家 母親が、次第に家事ができなくなり、日々の食事にも困るようになって入居…

気づかないうちに、両親の口座の残高が底をついていた

「これは、絶対におかしい」、「さて、これからどうする?」 姉と私が、父親の認知症という現実に直面したのは、父親の預金残高を確認したことがひとつのきっかけとなりました。 「通帳記入してきてくれないか」 歩行がままならなくなった父親が、姉に依頼し…

男は悲しいと怒るらしいー父親との関係を紡ぎ直す

すぐに怒鳴る父親 父は、私が物心つく頃から、本当によく怒鳴り、怒りを露わにする人です。 母親も私たち姉妹も、いつも父親の怒鳴り声に怯えていました。 「お父さんを怒らせないように振る舞う」そんな暗黙の了解が我が家にはありました。 もう、両親の元…

人生の最晩年、何を語るか

脳梗塞で倒れ、入院中の母親 梗塞の範囲が広く、高次脳機能障害が残りました。 意識がどこまでクリアなのかがあやふやで、会話もあまり成り立ちません。 「お母さん」と呼びかければ、「ああ、来てくれてありがとう」と応えてはくれるものの、しばらくすると…

短期記憶障害が急速に進む父親の衣類の整理

先日、父親の要介護認定の調査がありました。 これまで、「要支援」と認定されていましたが、今回は、「要介護」への進級?をかけた面接調査です。 そのなかで、「鍵」、「ボールペン」、「ハサミ」の3つを目の前に並べ、いったんそれを引きあげた後、「何…