布雑巾を手放したら、断然お掃除が楽しくなって夫も参戦(^^♪
雑巾。
最近では、古着などを利用して汚れを拭くものをウエスというようですね。
今回は、この布の雑巾というものを手放して、断然お掃除が楽しくなったというお話しです。
そのきっかけ
雑巾類を手放したきかけは、皆さんのブログの記事です。
どなたのものなのか、もはや記憶にないほど、「ウエスをやめた」という記事をたくさん拝見しました。
皆さん、布の雑巾を使わずとも、フローリングウェットシートなどの代用で、全く支障がないばかりか、「濡らして絞って拭いて洗って干す」という一連の作業を省略することができるメリットは大きいとおしゃっていました。
それならば私も!
というわけで、2週間前から「フローリングウェットシート」、「流せるトイレウェットシート」のお世話になっています。
雑巾にまつわるあれこれ
長年手元に置いてきた雑巾。
それを手放すに当たって、まことに僭越ではありますが、「雑巾と私の古い記憶」というテーマで少しお話しさせていただきたいと思います。
私が「雑巾」と本格的に出会ったのは、小学校入学後。昭和40年代初頭の頃。
東京オリンピックが昭和39年ですから、古い古いお話しです。
そのころの小学校は、ほとんどが木造校舎。
授業が終わると、掃除の時間に突入。
長い長い学校の廊下に、雑巾を手にした児童が横一列に並び、「雑巾がけレース」に打ち興じたものでした。
手にした雑巾はすぐにドロドロ。バケツの水も、大勢の児童が一斉に手を入れるものだから、あたりはビショビショ。
バケツの水も、すぐに真っ黒になって、バケツのなかは砂だらけ。
雑巾の絞り方もかなりいい加減で、グショグショのままの雑巾を振りまわす「男子」もいたような・・。
時にはバケツがひっくり返って、悲惨なことに。
夏は汗まみれ。冬は凍るような水の冷たさにしもやけの指。
泣きたくなるような気持ちで、ゴワゴワ、真っ黒な雑巾を絞っておりました。
そして、掃除が終わった後は、各自の机の脇に雑巾を干すことになってはいましたが、それはなかなか乾かず。
今の「部屋干しの匂いが気になるの」とは、全く比べものにならないほどの「かほり」が雑巾から漂っておりました。
こうして考えるだけで、雑巾にはいい思い出がない私。
「できるだけ避けて通りたい」それが雑巾でした。
ちなみに、夫は、雑巾がけレースで、前列にいた同級生の「まちこちゃん」のおパ〇ツが視界に入るという大・大幸運に恵まれ、それは初恋に発展したそうな。
雑巾には、すっぱい思い出があるそうでございます(*^^)v
使いにくい雑巾という存在
そんな雑巾に対するマイナスイメージの強い私。
この年になっても、「雑巾」は好きになれませんでした。
まず、雑巾そのものが薄汚れてくると、どれだけの汚れが取れたのかがわかりにくい。
雑巾を洗っても、その雑巾の汚れをどこまで落とすべきなのかがわからない。
雑巾がくたびれてきたときの捨て時がわかりにくい。
視界に入らないように雑巾を干し、保管するスペースが確保しにく。
などなど。
雑巾は、私にとって、この年齢になってもお友達になれない存在でした。
雑巾を手放してからの変化
2週間前から雑巾を使わない生活になりました。
厚手の「フローリングウェットシート」を手に、気づいたところを拭いてみると、真っ白のシートに汚れがくっきり!
「おお!汚れが取れたぁ~!」といちいち感動。
「この一枚でどれだけお掃除できるかやってみる!」というわけで、あちこち、普段は拭き掃除などしないような場所も念入りに拭いています。
夫も雑巾での掃除はめったにしない人でしたが、フローリングウェットシートがすっかり気に入り、「拭けば拭いただけきれいになるから楽しくなるな」と朝から「フキフキ」。
両面使って、その全面に汚れがつけば、1枚10円に満たないこのシート。迷うことなく捨てられ、袋のまま所定の場所にしまえばその他の後片付けはなし!
ストレスフリーで拭き掃除を楽しめています。
それにしても、こんな情報がいただけたのも、ブログのおかげ。
皆さまから暮らしに役立つあれこれをたくさんいただいていることに、今さらながら感謝です(*^-^*)
目を通していただきありがとうございました。
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暮らしの発見🎵ちりめんじゃこをトースターで焼いてみて!思わず唸る<じゃこオクラ>
えっ!
ちりめんじゃこって、オーブントースターで焼くと、
こんなにいい感じに仕上がるんだ!!
思わず叫んでしまいました。
今まで、ちりめんじゃこは、フライパンに入れて弱火でロースト。
かき回しながら、じっくりと色づくのを待っておりましたが、
そのようなことをしなくても、オーブントースターで7~8分、表面を焼くだけでカリッカリの香ばしいちりめんじゃこが完成。
いや~、知らなかった!!
フライパンでのローストよりも、早く、そして均一に熱が伝わります。
これはこれは新発見(^^♪
で、作ったのはこちらの<じゃこオクラ>。
先日ご紹介したじゃこきゅうり。
こちらはこちらで優れものですが、
オクラを使うことによって、「カリカリ」と「ネバネバ」の異なる食感が一体化。
程よい塩分とじゃこの旨味が、これまたご機嫌の美味しさ。
すぐに出来ちゃうところが何とも嬉しい(*^-^*)
ちりめんじゃこをオーブントースターでローストするという新境地とともに、ぜひ一度お試しくださいませ!
それではレシピのご紹介です。
材料(2人分)
・オクラ 一袋 7~8本
・ちりめんじゃこ 大匙4
・入りゴマ(白) 大匙1
・生姜のみじん切り 少々
・お好みで醤油、一味唐辛子
作り方
①オクラは洗って塩を加えた湯でさっと茹で、ヘタを切って小口切りにする。
②ちりめんじゃこは、オーブントースターでこんがり焼く。
➂ボウルに①、みじん切りのしょうがを入れて混ぜる。
④皿に➂をもり、②のちりめんじゃことゴマを上からかける。
⑤味をみて、塩分が足らないようなら、醤油を少々たらし、お好みで一味唐辛子を振る。
ちりめんじゃことオクラ、ゴマをすべて混ぜていただきます。お酒のアテにも、ご飯のお供としても美味しいですよ。
目を通していただきありがとうございました。
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大切な人に貸してほしいと言われたら。大切な関係を守る人生の才覚
隠れ家のスペース
私たち夫婦。
当地に移住した当初は、仕事を縮小はしつつも、こちらに事務所も移し、細々と仕事も継続していました。
事務所としていたのは、自宅から車で10分程度の距離にあるマンションの一室。
事務所を閉鎖した今は、小さなお料理教室を開いたり、先生を招いて皆で絵を描いたり、お客様に泊まっていただいたり。
友人とおしゃべりしたり、夫婦でボーッと過ごす時間をもったり。
その場所は、そんな「隠れ家」のような存在になっています。
ここ、貸してもらうことはできへんやろか?
先日、お料理教室を開催したときのこと。
いつも参加してくれている友人から、ここを貸してほしいという申し出がありました。
その友人は、移住して右も左もわからない私たち夫婦を親身になってサポートしてくれ、私たちにとっては、年の離れた妹か娘のような存在。
悩みや心配事があれば打ち明けてくれ、これまでもいろいろなことを一緒に考えてきました。
夫も私も、この友人のことは心から信頼し、これから先も、彼女との関係を大切にしたいと考えています。
その友人が、少し言いにくそうに切り出したこと、それが、この場所を1日貸してほしいということだったのです。
自宅へ人を招くことができなくなった友人
その友人は、職場の仲間や子供の同級生のお母さんたちを自宅に招き、わいわいがやがやと過ごすことが大好きな人です。
夏はバーベキュー、冬はお鍋の会。
例年、仲間を呼んで夜遅くまで語り明かし、エネルギーを発散することで元気になる。
それが彼女のストレス発散の方法でした。
ところが、ある事情が重なり、友人を自宅に呼べなくなってしまいました。
そこで、我が家の隠れ家に白羽の矢が立ったというわけです。
「きちんと掃除してお返しするので・・・」と申し訳けなさそうに言う彼女が目の前にいました。
夫の反応は
自宅に戻って、友人の意向を伝えたところ、夫は私に、「どう思う?」と問いかけてきました。
私は、彼女ならば信頼できるし、困っているのならば助けてあげたいという率直な気持ちを伝えました。
夫は「そうか」と頷いた後、
「でも、この話しはやめておいたほうがいいな」ときっぱり。
それは、揺らぐことのない確信に満ちた言い方でした。
大切な人だからこそ、関係を悪くするようなリスクはとりたくないという夫
夫は、その理由として、
以前、自分の大切なものを信頼していた人に貸し、その後トラブルが生じ、結局、その人との関係が疎遠になり、ついには切れてしまった体験を話してくれました。
もう、何十年も前のことですが、ずっと夫の心のなかにあって、それは消え去ることのない出来事のようでした。
夫は、その時、大切な人だからこそ、トラブルのもとになるようなことは避けるべきだった。
そうしたら、その人との関係を失うことはなかったのにと猛烈に後悔したそうです。
「お金もモノも、あげるつもりで貸すのならいいけれど、それだけの覚悟がないのなら貸すべきではないと、ボクは思ってる」
それが夫の出した結論でした。
翻って自分を考えてみる
夫の話しを聞き、わが身を振り返ってみました。
自分たちは使っていないスペースがあり、半ば、妹か娘のように感じている友人が、困っている。
それならば使ってもらって何が悪いのだろう。
喜んでもらえたら、それに越したことはない。
そう思っていました。
そして、「いいよ、使って、使って!」と物わかりの良い人でありたいという気持ちが、ありました。
断りにくいし、できれば良い顔をしたいという自分がそこには確かにいました。
人生の坂を下り始めた私たちに必要な才覚
このようなものの貸し借りをめぐるエピソードは、人生のいつの時期にもあることです。
どう対応するのかは、その人の置かれた環境や相手との関係性、状況によって異なるでしょう。
ただ、人生の坂を下り始めた私たちには、本当に大切にしたい関係を慈しみながら、末永く育てていくことが必要です。
人との関係においても、選択と集中。
義理や社交辞令の関係性を超えたその奥にあるつながりを大切にしていきたい。
そのためには、時として慎重であること。
関係を守るために、あえて断ることも必要なこと。
「良い顔をしたい」という感情に流されないこと。
そうした人生の才覚が必要なことを、つくづく感じた出来事でした。
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「これ、家で作ったの?」驚く顔が見えてくる。ホロホロ、トロトロ<豚の角煮>
トマトにナス、きゅうりなど、夏野菜のレシピが続いております当ブログ。
しかし、「肉!肉!肉はどこに行った!」と叫んでおられる方もいらっしゃるかと。
今回は、そんな、お肉大好きな方に捧げる<豚の角煮>のご紹介でございます(^^♪
全体像はこちら
お肉のアップでございます(^^♪
これは、もう言うことなし!
一切れでご飯3杯はいけちゃうがっつり系。
調理に時間はかかりますが、ゆるゆるお鍋とにらめっこ。
ただただ愛情を注いでさえいれば、どなたでも作れるところが嬉しいメニューでございます。
おもてなしにもうってつけの一品。
さっ、それでは、レシピにいってみましょう!
材料(3~4人分)
・豚バラのかたまり肉 700g
・生姜の薄切り 4~5枚
・酒 1カップ
・みりん、しょうゆ、各大匙3
・砂糖 大匙2
・茹で卵 4個
・茹でたほうれん草 1/2わ分
作り方
①豚バラ肉は、4センチ角に切り、煮立った湯で2~3分茹で、表面が白くなったらザルに上げる。
②鍋に①の豚肉を入れ、肉がかぶるくらいの水(約1200cc)を入れて火にかける。煮立ったら蓋をずらしてのせ、弱火にして1時間30分ほど、竹串がスーッと通るくらいまでやわらかく茹でる。
➂火を止めてそのまま冷まし、鍋の表面に固まった脂をきれいに取り除く。豚肉を取りだし、ゆで汁はキッチンペーパーを敷いたザルで濾す。
④鍋に豚バラ肉、酒、➂のゆで汁を入れてひたひたの状態(目安としては、カップ1.5くらい)になるようにし、生姜の薄切りを加え、落とし蓋をして中火にかける。煮立ったら、弱火にして20分ほど煮る。
⑤みりん、しょうゆを加え、落とし蓋をしたまま20分ほど煮る。砂糖と茹で卵を加え、さらに15分煮る。落とし蓋を取り、煮汁をかけながらさらに5~10分煮て、煮汁を少し煮詰める。火から下ろしてそのままおき、味を含ませる。
⑥器に豚肉を盛り、茹で卵を半分に切って盛り合わせ、茹でたほうれん草を添えたら、煮汁を回しかけて出来上がり。
ポイント
*箸でホロホロと崩れるほどのやわらかい豚肉にするには、②の下茹でで余分な脂肪を十分落とすのがコツです。
*下茹では、圧力鍋の場合、40分。時間の短縮になります。
*十分に時間がある時には、30分茹でて30分冷まし、また30分茹でて30分冷ますという工程を3回(茹で時間としては計90分)繰り返すとより脂肪が落ちて柔らかくなります。
*特に初めて作られる場合には、④⑤は、お鍋につきっきりでお願いいします。
⑤では、煮汁を常にお肉にかけておいてください。そうすることによって、肉が固くなるのを防ぐことができます。
たまには時間をかけて、じっくり豚肉と向き合うというのもオツなもの。
「えっ!これ、家で作ったの?」と驚き、パッと輝くご家族の顔が見えてきそう。
この連休中、ホロホロの豚肉をお供に、美味しい楽しいワンシーンをお過ごしくださいませ(^^♪
それでは、よろしければ、ぜひお試しくださいね(*^-^*)
なお、このレシピは、以下をアレンジさせていただいています
石原洋子著:料理教室のベストレシピ、朝日新聞出版、2016、p30-31
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まだまだ物語は終わらない。「人生の複雑さ」を教えてくれた両親
その後の母、そして父
このブログでもお伝えしてきたように、昨年末に脳梗塞で倒れた84歳の母。
その後、急性期病院、回復期リハビリ病院と療養の場を変え、現在、有料老人ホームに移って3週間が経ちました。
要介護度は5。ほぼ寝たきりの状態です。
食事がなかなか進まず、一日2回は胃瘻からの栄養補給ながら、全身状態は良好。
ホームの方々の手厚いケアを受け、「よくしてもらってありがたい」と感謝の日々を送っています。
今月末には89歳になる父親。
母親が倒れた直後はその動揺からか、話のつじつまも合わず、物忘れが激しくなって心配もしましたが、何とか持ち直し、母親と二人で暮らしていたサービス付き高齢者住宅で独りで暮らしています。
2か月前ほど、一人で母親の面会に出かけ、その途中で転倒。
車いす生活を送っていましたが、最近は部屋のなかならば、何とか歩けるまでに回復しました。
夫婦の物語
我が両親は、典型的なDV夫とそれを支える妻。
父親は、私が物ごころついた時から感情のコントロールが困難で、何かがきっかけとなり怒りのスイッチが入ると、時と場所の見境なく大声で怒鳴る人でした。
人前で母親が罵倒され、ののしられるのを何度となく目撃してきました。
その一方で、機嫌の良い時には、「母さん、母さん、母さんは最高だ」など褒め称え、蜜月の体勢に。
堪忍袋の緒が切れそうになった母親に連れられ、母親の実家に避難したこと数回。
私が大人になり、家を離れてからも、母親の父親に対する愚痴やぼやき、助けを求める電話が数限りなくかかってきました。
「そんなに辛いなら、別れれば。一緒に暮らそうよ」そう伝えたこともありましたが、結局母親は踏み切れず、「お父さんを一人にはしておけない。かわいそうな人なんだから」と、半ば意味不明なことを言っては、姉と私を呆れさせてきました。
父に対する母親の愚痴は、母親が80歳を超えてもなお、続いていたように記憶しています。
両親は反面教師
両親から何を学んできたのだろう?
最近になって、ふと考えることがあります。
思い浮かぶあれこれを並べてみて、再認識するのは、「反面教師」としての両親です。
父からは、「怒りの感情」のもつ破壊力を学びました。
怒りを向けられて傷ついた心は時に修復不可能であることを知り、私の人生に、「怒り」に対する嫌悪感が常に付きまといました。
今でも、怒りをぶつけられると過剰に反応してしまい、そして私自身は、「怒る」ということができなくなりました。
母からは、経済的に自立できない女性の無力さを学びました。
何だかんだ言っても、結局父親から離れらないのは、母親に経済力がないから。
もし母親に経済力があれば、父親の召使いには甘んじてはいないはず。
そう考えた私は、最低限自立できる程度の経済力を身に着けたい。
そしてそれが叶う道筋が整った時、家を出ました。
両親から何を学んだか。
優しさや愛情、生き方や考え方。もっともっとあるはずなのに、なぜかそれらは遠くに霞んでいて、前面にあるのは、申し訳ないけれど「あのようにはなりたくない」というメッセージ。
それが偽らざる気持ちです。
先日の面会で母が発した一言
先日、有料老人ホームに移った母に、父と姉、そして私とで会いに行きました。
父の姿をみつけた母は、「お父さん、来てくれたの!」と両手を出し、車いすに乗った父は、満面の笑みで母のベッドサイドへ。
母の手を握り、
「母さんや、母さん。ありがとう。頑張ってくれて、ホントありがとう!」優しい声。
「こんな身体になっちゃって、ごめんね」と涙ぐむ母。
「何を言ってるんだよ。生きていてくれるだけでいいんだよ。ほんと、母さん、ありがとうな」と父。
そして、手を握り続ける父。
ホームのスタッフの間では、両親のことが話題になっているそうです。
「あんな仲の良いご夫婦はいない」「理想のカップル」だと。
しばらく母の手を握っていた父でしたが、途中でトイレに。
そこで姉が
「お母さん、でもねぇ、お母さんはずいぶんお父さんに怒鳴られて、嫌な思いも悲しい思いもいっぱいしてきたよね」と母の耳元で囁きました。
すると母は、
「そんな昔のこと、もう忘れたよ。昔のことは、どうでもいいの」
そうハッキリと言ったのです。
肩透かしをくらったような複雑な気持ち
私もそして姉も、思わず顔を見合わせました。
両親の仲が良いのですから、娘としては喜ぶべきこと。
ただ、喜ぶより前に、肩透かしをくらったような、何とも複雑な気持ちになりました。
「ちょっと待って!あんなに愚痴をこぼし、助けを求めてきたのにあれは何だったの?」
そんな感情が込み上げてきました。
我が両親の、その独特の関係性によって良くも悪くも大きく影響を受けてきた私たち姉妹。
両親の関係性が、私たち姉妹の人格形成に与えた影響はとても大きなものがあると思っています。
それなのにここへ来て、「そんなこと忘れちゃった」と言われても・・・。
「お母さんは忘れても、私たちは忘れるなんてあり得ない!」そんな心の声が聞こえてきました。
夫婦の物語は終わらない
私たち姉妹は、両親が晩年になり、介護が見え隠れする年齢になるにつれ、「あの夫婦はどうやって夫婦としての幕を閉じるのだろう」と話すことがよくありました。
わたしたちが描いたシナリオはこうです。
年齢的にいっても、男女の平均寿命の違いから考えても、母が父を見送ることになるだろう。母は、その時やっとヤレヤレ父親から解放されて自由になれるに違いない。
「その時がきたら、お母さんにいっぱい幸せを味わってもらいたいね」
そう話し合ってきました。
しかし、現実は、母が先に倒れるという事態に。
私たちのシナリオは外れ、母親はあの父親から解放されたいという気持ちがあるという読みもどうやら的外れだったようです。
「散々、苦労もし、涙と愚痴もこぼしたけれど、最後は愛し愛され、幸せな夫婦だった」
今やハッピーエンドの物語が綴られようとしています。
両親から学んだもの
反面教師としての両親の存在が大きい私。
「あのようになってはいけない」というメッセージを受け取ってきた私ですが、ここに来て、ひとつ大切なことを学ぼうとしているのだと思います。
それは、夫婦の関係性、そして人生の複雑さ。
簡単には割り切れないのが夫婦、家族であり、人生なのだと。
この先、また両親の関係性が変わることがないとも限りません。
オセロのように、黒と白が入れ替わったり、波のように寄せては引いたり・・。
それも含めて人生とは、なんと複雑さに満ちているものなのか!
まだまだ続く両親の物語。
そして、二人から、まだまだ学ぶことがたくさんありそうな予感がしています。
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あっつあつのとっろとろ(^^♪酸味の強いトマトもこれならOK<トマトと卵の炒め物>
今や、トマトが旬の季節を迎えています。
お値段もお手頃。
冬は、トマトが貴重品。
でも、何だか水っぽくて美味しくない!
一方、太陽の光を受けて育った夏のトマト。
果肉には濃縮された旨味が詰まっていて、トマト本来のお味がします。
今日は、そんなトマトの炒め物のご紹介。
牛肉、玉葱と炒めても美味しいのですが、今回は卵とのコラボレーション。
トマトに、少々砂糖を加えるので、トマトの酸味も和らぎます。
実際の出来上がりは、この写真よりも全体に少し濃い色になります
トマトと卵があれば、すぐに出来ちゃう簡単クッキング。
以前お料理教室で紹介したところ、リピ続出の人気メニューです!(^^)!
それではレシピにいってみましょう!
材料(2人分)
・トマト 1個
・卵 3個
・塩 3つまみ
・ごま油、またはサラダ油 大匙2
・A
砂糖 小匙1、塩少々
・しょうゆ 小匙1
作り方
①トマトはヘタを取ってクシ切りにする。ボウルに卵を割ってほぐし、塩3つまみを加えて混ぜる。
②フライパンにごま油、またはサラダ油大匙1/2を熱し、トマトを炒める。途中でAを振り、中が熱くなるまで炒めてたら、皿に取りだす。
➂フライパンの汚れを取って、ごま油またはサラダ油大匙1.5を熱し、強火にして溶き卵を流しいれ、ヘラで大きくまぜ、②を戻し入れる。鍋肌からしょうゆ小匙1を回し入れて、静かに混ぜ、火を止める。
ポイント
*スピードが命です。卵が固まってしまわないように、手早くお願いします。
*アツアツでいただくのが美味しいです。食卓の準備が整ってから作り始めるくらいが丁度いいです。
*最後の醤油をオイスターソースに変えても美味しいです。
それではどちらさまも、よろしければお試しくださいませ。
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リクエストにお応えします(^^♪。食卓へ丸ごと夏の恵みがやって来た!<ラタテゥイーユ>はいかがでしょう。
畑にいっぱい実った皮の固いすっぱいトマト。
で、思い当たったのがこちら。
ラタテゥイーユ。
ラタテゥイーユとは、フランス南部の郷土料理。
玉葱、ナス、ピーマン、ズッキーニといった夏野菜をにんにくとオリーブオイルで炒め、トマトを加えて、香草を加えて煮る一品です。
何となくオシャレな名前がついていますが、要するに「夏野菜のごった煮」。
トマトもたくさん使うので、かこさんのお悩みにはうってつけ!
そして、これが何とも美味しいのですよ~。
まずはその全容をお伝えします!
こちら出来上がった直後
そして、一晩冷蔵庫で寝かした後はこちら
朝の光に照らされて、うまく撮れませんでしたが、野菜が水分を吸って、濃厚なお味に。
よりトロトロになりました(^^♪
水分は一滴も使わず、野菜の水分だけでじっくり煮上げるラタテゥイーユ。
野菜の甘みと旨味、オリーブオイルのコク、
にんにくや香草の香りが得も言われぬ調和を産みだし、
どちらさまも主張し過ぎず、
全体として最高のパフォーマンスが繰り広げられて、もう溜息もの!
夏野菜の全盛の今、ぜひぜひお試しいただきたい一品です。
さっ!それではレシピにいってみましょう!
ラタテゥイーユのレシピには、さまざまなバリエーションがあるようですが、
ごくごくシンプルな我が家の作り方をご紹介しますね。
材料(4~5人分)
・ベーコン 4~5枚、またはソーセージ4~5本
・ズッキーニ、きゅうり、にんじん、ナス、セロリ、玉葱、パプリカ(赤・黄)各1個
・にんにく 3かけ
・トマト(完熟)4~5個
・バジル 5~6枚(あれば)、ローリエ1枚(あれば)
・オリーブオイル 大匙4
・塩・こしょう 適宜
作り方
①トマト以外の野菜は、洗って1.5~2センチ角に、トマトはクシ切りにする。ベーコンは一口大に切る。
②鍋にオリーブオイルとつぶしたニンニクを入れて中火にかけ、ベーコンを炒める。
➂②にトマト以外の野菜を入れ、混ぜながら炒める。
④全体に油が馴染んだらトマトを入れ、さらに全体を混ぜる。
⑤バジル、ローリエと塩を入れ、蓋をして30分ほど煮る。
⑥くたっとして野菜の甘みが出てきたら、塩・こしょうで味を調える。
ポイント
*材料はすべて揃えなくてもありあわせの野菜で。
*セロリはあった方が美味しいです。葉っぱも煮込みます。
*私が作るときには、塩は、この材料の分量で小匙1/2を最初に入れ、あとはほとんど加えません。ただ、野菜の水分量がその時によっても異なるので、最初は少し控えめにすると失敗がないです。
*トマトの皮が固い場合は、トマトも小さ目に切るか、湯剥きをお勧めします。
出来たてでも十分に美味しいですが、一晩冷蔵庫に置いておくと、味が熟成してさらに美味しくなります。
夏は、冷たく冷やしたラタテゥイーユが、最高です(^^♪
ご飯というよりもパンに合いますし、パスタにからめても美味しいですよ。
かこさん、そしてどちらさまも、夏の恵みをまるごと食卓へ!
よろしければ、どうぞお試しくださいませ(*^-^*)
目を通していただきありがとうございました。
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