還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

人の相談に応じるには、エネルギーが必要だ!

昨日は、ブログを書く集中力もなく、どよんとした疲労のなかに腰まで浸かったような時間を過ごしていました。

回復したのは、夜になってから。

 

「あらら。一体、どうしちゃったのかな?」

こういうことは、時が過ぎるとすぐに忘れてしまうので、「自分自身の取り扱い説明書」をかねて、書き留めておこうと思います。

 

「心の疲労」その直接的な要因は、甥っ子からの相談。

「今の会社を辞めて、海外に出て転職したい」というものでした。

もろもろの職場の状況もあり、かなり追い詰められている状況。

 

今の日本の閉塞状況、背景にある人口の急減。

日本の将来像を思うと、かねがね若者はどしどし海外に出た方が良いと思っていた私は、彼の背中を押しました。

ところが時間が経つにつれ、海外の状況も知らないのに、あまりにも自分の対応が無責任ではないかと思われ、少し海外転職のことを調べてみました。

彼が希望するのは、東南アジアの国々。

すると、雇用が不安定だたり、就労ビザの関係でトラブルが生じたり。

それなりのリスクがあることもわかり、今度は急に、それらのリスクに巻き込まれるのではないかと心配になってきました。

 

一度は背中を押したのに、今度はスカートの裾を踏むようなことをしていけないと思ってみたり、いやいや、リスクがあることは伝えておかなければと思ったり・・。

彼もいい大人。そんなことは十分承知のうえでの相談なのに、相談された自分がアタフタ。

何とも情けない状況に陥ってしまい、かなり気持ちを消耗してしまいました。

 

いつもは、多少はマシな対応ができるのに、どうも今回はイケてない自分に。

その要因をツラツラ考えてみると・・。

 

まずは、ここ1か月近くの幽閉状態。

ギブスと松葉杖の身ゆえ、ほとんど外に出ないようにしています。

家のなかだけで過ごす日常では、inputが激減。

自分ではほとんどストレスは感じませんが、どこかで精神的なバランスが崩れているのだと思います。

 

そして、家のなかにいるこの時間をうまく生かしたいと、先週は、かなり根を詰めて頼まれていた仕事をしました。

資料の整理をしたり、文章を書いたり。

取り組んでいる最中はそれほど感じませんが、やり終えたのちに、どっと疲れるのは、やはり年齢を重ねた証拠かも知れません。

 

それなのに、ここ数日、水彩画が描きたくて、描いてはいるものの、なかなかうまくいかずに立ち止まることの多い日々。

ギブスから卒業するまでにあと9日。

「それまでにあと何枚描きたい」などと勝手に目標を設けて悪戦苦闘しておりました。

 

そんなかなり精神的なバランスを崩し、消耗していたところに甥っ子からの相談。

自分の精神的なエネルギーレベルが低くなっているところへ、思い詰めたような彼の声。

だんだんと自分の軸がブレブレになってしまい、そのことで、自分自身が消耗してしまいました。

 

いつもの自分に戻ったのは、相談して良かったという彼からの電話。

彼の中でまだ結論は出ていませんが、相談して良かったと言ってもらえて、胸をなでおろしました。

 

誰かの相談に、真剣にのるということは、自分自身の精神的なコンディションを問われますね。

そのことをしみじみと感じた出来事でした。

 

目を通していただきありがとうございました。

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