ああ、やっぱり折れていた。松葉杖生活のスタートです。
痛みはさほどないのに、腫れ方が普通じゃない。
もしかしたら折れてるかも?
少々心配になり、整形外科を受診。
「ああ、ずいぶん腫れたねえ」
「こことここが痛い?、ああ、典型的ですね・・・」
そんな医師の呟きの後はレントゲン。
台に起き上がろうとする私に、
「歩いてはりますけど、折れてますよぉ」と。
診断名は、右腓骨の剥離骨折。
足の外くるぶしの細い骨が靭帯によって急激に引っ張られ、縦方向に骨折線が入っていました。
ずれはないので、手術の適用はなく、ギブス固定の保存療法でいくとのこと。
今日はまだひざ下からつま先までの腫れが引かないので、シーネと呼ばれるプレートの固定のみ。
腫れが引き次第、ギブスで固定するのかどうか。
今日も、受診予定です。
今はとにかく、右足に負荷をかけないこと。
負荷がかかって骨がずれると、手術で固定することになるそうです。
というわけで、松葉杖を借り受けてきました。
もちろん家のなかでも松葉杖。
キッチンにもトイレにもお風呂にも、松葉杖。
杖の扱いには徐々に慣れてきそうですが、松葉杖は、ものが一切運べないのが不便です。
コーヒー1杯、お皿1枚も誰かに頼まなければ運べない。
しばらくは、わんこのお散歩も夫の役割。
夫に多大なしわよせがかかっています。
骨折は、命にかかわる問題ではありません。
時間の経過とともによくなっていくものですが、かなり生活の質を低下させると再認識。
・車の運転ができない
・外出にかなりの制限がかかる
・階段の上り下りに労力を要する
・ちょっとした物の移動が自分ではできない
・掃除機をかけたり、布団や洗濯を干したりができない
・宅急便などの来客の対応に時間がかかる
・移動動作すべてにわたって不安定で、慌てると転倒の危険性が高い
すでにリタイアした後ですから、仕事への影響はありませんが、現役の方ならば、通勤や仕事そのものへの影響は本当に大きなものがありますね。
骨折してしまった以上、今はしっかり治し、その後も後遺症が残らないようリハビリに努めたいと思います。
いずれは介護される身。
プレ被介護者を体験して、上手な介護のされ方を学び、両親の介護や夫の介護にも役立てたいと思います。
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