今や、大学病院「4月問題」は存在しない。昨日の記事の訂正とお詫び
昨日の記事、大学病院「4月問題」をご存知かに、通りすがりのナースさんからコメントをいただきました。
ここ数年は、4月から臨床にでる新人ナースはまれですよ。研修だらけで、病棟にはあまり来ません。
5月は先輩看護師の後ろひたすらついて回り、6月過ぎから先輩フォローの元、数人の担当が開始になります。
ミスが増え始めるのは9月~1月頃。ある程度業務に慣れてきてからです。逆に言うと8月頃までは、手際は悪いですが、フォローも手厚いので、ミスを起こすことは少ないです。わからないことには不用意に答えるなと口酸っぱく指導することがほとんどですので、わからないことに”わからない”と答えるのはマニュアル通りに動けている証拠でもあります。
つまり、大学病院は教育機関という性質上、いつ入院しても危ないですよ。
どうやら、新人ナースの教育体制が手厚く整備され、4月は「現場」に出ることもなく、研修の日々を送っておられるようです。
5月に入って、先輩ナースと行動を共にし、先輩の指導のもとに数人の患者さんを担当するのは6月に入ってから。
医療が高度化し、医療事故も相次ぐなか、大学病院の新人看護師の教育体制は、ここ数年で大きく様変わりしているようです。
特に「4月」が特別というわけではなく、教育機関である限り、大学病院に入院することのリスクはマイナスではないと教えてくださいました。
昨日の記事は、こと看護師さんに関しては、現在の大学病院の実情とかけ離れているものであり、「大学病院の4月は危ない」というマイナスのイメージを煽るような記事を書いてしまったことに、お詫びと訂正をさせていただきたいと思います。申し訳けありませんでした。
思えば、夫が4月初旬に入院したのは、7年前のこと。
友人から、「4月はバタバタしていて大変!」と聞いたのも、その頃のこと。
そんな昔のイメージを引きずって、疑いもせず、記事にしてしまったことを反省するとともに、コメントをいただいたことに感謝しています。
もしかしたら、4月の大学病院への入院を予定されている方の目に触れて、不安な気持ちを抱かせてしまったかも。
現在、大学病院で働いておられる方を、不快な気持ちにさせてしまったかも。
不確かな自分の記事が、見知らぬ誰かを不安にさせてしまうかも知れないという想像力に欠け、軽率だったと振り返っています。
これからブログを書き続けるとしたら、情報を扱うことにもっと慎重でなければいけませんね。
ネットの情報はあてにならないと耳にし、それなりに受け止めてはいましたが、そのあてにならない情報を自分が発信しているとは。
これを機会に、十分に自重しなければと思っています。
さてさて、当地では今朝、やっといっせいに桜が開花。
この季節を、せいぜい満喫したいと思っています。
目を通していただきありがとうございました。
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