還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

コンビニで夫が陳列かごに足を取られて転倒。お店の責任?お客さんの責任?

先日、夫が某コンビニで転倒するというアクシデントが発生しました。

 

事の仔細はこうです。

その日、実家地方から自宅に戻るため、車を運転していた夫は、急な腹痛に襲われ、急遽コンビニのトイレを借りることにしました。

店内に入った夫は、まっしぐらにトイレに急行。

と、思いきや、飲料の陳列棚の最下段に、フック状のもので固定されていた金属製のかごが通路に飛び出していて、脛を打ち付けた夫は、足を取られてその場で両手をつき、転倒しました。

その通路に突出していたかごには、バナナが鎮座していたそうです。

丁度朝の忙しい時間帯。スタッフの方は、レジ打ちで忙しく、どなたも夫の転倒には気づくことはなかったもよう。

先を急いでいた夫は、レジの列に割って入り、詳しい状況を説明するのもはばかられ、店から出る間際に偶然みかけた店長らしき人「かごにつまずいて転んだ」ことのみ告げて、その場を立ち去りました。

 

幸い、脛をすりむいた程度の怪我で大事には至りませんでしたが、目の不自由な方や、杖をついた高齢者の方も来るだろうに、通路を妨げるようにかごが飛び出しているのはやっぱり危ない。

そんなことを話していたら、夫は、自分のこの体験を無駄にしてはいけないとばかりに、本部に連絡してみる気持ちになったようです。

 

「〇月〇日、午前〇時頃、〇〇店に入って・・」と状況を説明し始めた夫。

怪我はすりむいた程度で大したことはないものの、あの陳列の仕方は、危険ではないかと気になって電話をしたと用件を説明。

「折り返し、担当の者から電話をさせます」と一度電話は切れ、しばらくして担当者から電話がありました。

 

そしてその電話。夫のトーンは次第に下がり気味。

最後は、「は・・そうですか。わかりました」と電話は切れました。

夫によれば、

「あの通路に飛びだした商品陳列の方法は、全国標準で、今まで事故は1件もないそうだ。で、これからも『やらせてもらう』そうだ。」とのこと。

 

どうやら、慌てて躓き、しかも転倒までするのは、全くのレアケース。

店の責任というより、来店者側の注意義務が足りなかったということのよう。

考えてみれば、夫は急を要してトイレにまっしぐら。

足元の注意が欠けていたのは確かです。

 

思いもかけない転倒に、「ここにこれがあるのがおかしい」と決めつけていました。

でも、どこにも危険は潜んでいることを前提に、まずは自分の身は自分で守る。

いつもアンテナを張っていなければならない、この当たり前のことを再認識させられた出来事でした。

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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