還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

今年の「母の日」には、母の絵を描いて贈ろうと思います。

もうすぐ「母の日」ですね。

ブロガーの皆さんが、「母の日」ギフトに最適な品物をたくさんご紹介くださっていて、ついつい見入ってしまいます。

「これいいな」「これ欲しい」と自分がいただく側になってにんまり。

でも、私の母は、ベッドで寝た切り。

エプロンも、バッグも、使えなくなってしまいました。

花束も、病室には持ち込み禁止。

悩ましいところです。

 

毎年のプレゼントは現金

ここ数十年以上、心ばかりのお金を送っていました。

それが一番喜ぶと知っていたから。

特に年金生活に入ってからは、「ありがたい・・」と素直に喜んでくれました。

父と旅行に行く、ささやかな足しにしたり、美味しいものを食べに行ったり。

「これで何をしようかな」と笑顔の母。

こちらも、ちょっと幸せな気持ちになったものです。

 

小学校低学年の頃以来

旅行にも外食にも行けなくなってしまった母。

そんな母が喜んでくれるものは何だろう・・。

ここ数日考えていました。

そして、思いついたのは、母の絵を描いて贈ること。

「お母さんの絵」を描くなんて、小学生のそれも低学年の頃以来です。

あの時の絵は、首から両手が出て、目も鼻も、口も歪んだユニークな代物。

それでも母は、「上手に描けたね」と褒めてくれ、そして喜んでくれたような記憶があります。

あの時は、どんな気持ちを込めて描いたのか、もう覚えてはいませんが、今なら思い出を積み重ねた分、あの時よりも思いを深くして描けるような気がします。

 

きっと今なら

姉が、「この表情がいいんじゃない」と母の写真を送ってくれました。

25年ほど前。ちょうど母が私くらいの年齢の時の写真です。

写真が苦手。緊張してどの写真もひきつったよう表情で写っている写真が多いなか、母らしい自然な笑顔の貴重な一枚。

鉛筆デッサンで仕上げようと思います。

最近、笑顔が減ってしまった母。

でも、きっと今なら、「娘が描いた若いころの自分」と再会し、にっこり笑ってくれるような気がしています。

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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