胃カメラ検査。自分の胃の内側に見入ったら、何だか愛しくなってきた。
今月は、身体メンテナンス月間。
歯科検診に続き、今日は胃カメラを受けてきました。
3年前にピロリ菌を除菌。
以来、年に一度の胃カメラが必須となりました。
私は、胃カメラは「口から派」
そして、検査中は画面を食い入るように見つめます。
少々の苦痛を伴う検査も、何か集中して見つめるものがあるだけで、気分的に楽になれるような気がするからです。
目の前のパソコン画面には、のどを通り、食道、胃の入り口、そして十二指腸へと続く少し不思議な世界。
何か、人体の小宇宙をみるようで、興味津々です。
薄いピンク色の粘膜、そして粘膜のヒダ。
ああ、ここに食べたものが通っていき、365日、休むことなく働いてくれているのだと思うと、何だか愛おしくもなりました。
胃にとってみれば、容量オーバーの日もあれば、ペッタンコを余儀なくされる日もあり、熱いもの、冷たいもの、脂っこいものもすべて、一応は受け入れて頑張ってくれるけなげなヤツ。
「ここが胃の入り口です。逆流性食道炎が治った痕がありますね」
「もうすぐ十二指腸の入り口に到達しますよ・・」
「これは、小さなポリープ。でも、心配ないですね」
目の前の画面と医師の説明で、解説付きのビデオをみているよう。
今回は、2ミリの病変がみられ、組織をつまんで採取するというオマケつき。
何とも器用な手さばき、医師と看護師さんの連携に、これまた驚きでした。
検査後の説明では、「一応検査に出しますが、まず問題ないでしょう」とのこと。
何となく気が重い胃カメラも、「普段、自分がお世話になっている胃の内側との再会」、「人体の小宇宙の上映が始まる」と思うと、ちょっと気持ちも変わってきます。
明日は、甲状腺から鼠蹊部までのCT撮影。
明後日は大腸カメラと検査が続きます。
乳癌、甲状腺癌という二つのがんの体験者。
早期発見の幸運に恵まれ、今ここにある幸せに感謝しつつ、しっかりメンテナンスに励みたいと思います。
目を通していただきありがとうございました。
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