還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

親の老い・介護

遠距離介護、夫の存在

昨年末に母親が脳梗塞で倒れて以来、この3か月間で計8回、片道5時間の道のりを帰省しました。 ほとんど私一人の帰省。夫は、2匹のわんこたちとお留守番。 通うのは私ひとりのだとしても、夫にも多大な影響が及び、また夫の支えなくしては、乗り切れない…

実家への愛着、姉妹の温度差、溝を越えて

両親の老いが大きなうねりとなって現れるその直前に、近くに住み、両親のサポートをしてくれていた姉と、実家の「家」について、話し合ったことがありました。 ゴミ屋敷と化した実家 母親が、次第に家事ができなくなり、日々の食事にも困るようになって入居…

気づかないうちに、両親の口座の残高が底をついていた

「これは、絶対におかしい」、「さて、これからどうする?」 姉と私が、父親の認知症という現実に直面したのは、父親の預金残高を確認したことがひとつのきっかけとなりました。 「通帳記入してきてくれないか」 歩行がままならなくなった父親が、姉に依頼し…

男は悲しいと怒るらしいー父親との関係を紡ぎ直す

すぐに怒鳴る父親 父は、私が物心つく頃から、本当によく怒鳴り、怒りを露わにする人です。 母親も私たち姉妹も、いつも父親の怒鳴り声に怯えていました。 「お父さんを怒らせないように振る舞う」そんな暗黙の了解が我が家にはありました。 もう、両親の元…

人生の最晩年、何を語るか

脳梗塞で倒れ、入院中の母親 梗塞の範囲が広く、高次脳機能障害が残りました。 意識がどこまでクリアなのかがあやふやで、会話もあまり成り立ちません。 「お母さん」と呼びかければ、「ああ、来てくれてありがとう」と応えてはくれるものの、しばらくすると…

短期記憶障害が急速に進む父親の衣類の整理

先日、父親の要介護認定の調査がありました。 これまで、「要支援」と認定されていましたが、今回は、「要介護」への進級?をかけた面接調査です。 そのなかで、「鍵」、「ボールペン」、「ハサミ」の3つを目の前に並べ、いったんそれを引きあげた後、「何…