還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

ここからもっとアグレッシブに、攻めの姿勢で!

高齢者住宅で一人暮らす父、そして、有料老人ホームでほぼ寝たきりのまま過ごす母。

両親の元に通う日々のなかで、よく、自分のこれからの人生について、考えます。

きっと、両親に、将来の自分の姿を重ねてしまうからなのでしょうね。

 

両親の「老い」をつくづくと感じます。

誰にでも平等に訪れる「老い」。

かくいう私も、還暦を迎え、フトした瞬間に、「ああ、年だなぁ・・」と老いを自覚する瞬間が増えてきました。

40代、50代前半の頃も、「ああ、老けたな」、「もう若くはない」と思うことはありましたが、それは、30代、40代のころの自分と比較してのこと。

今の老いの自覚は、人生の残り時間を確実に意識したうえでの感覚です。

こうして、一年、また一年と年を重ね、20余年が経てば、私も両親の年齢を迎えます。

 

「今日という日が、一番若い」。

本当にそうですね。

残り時間が有限であることをハッキリと自覚するにつれ、その大切な時間をどのように使うのかを真剣に考えなくてはと思う日々。

リタイアした直後は、「もう、頑張るのはやめよう!これからは、ゆったり、のんびり、丁寧に」と思っていましたが、このままギアを低速モードで歩き続けることに、ちょっとした迷いも感じています。

 

そして、自分自身の残り時間がみえてきたこと以外に、長期戦の様相を呈してきた両親の介護問題も、これまでの「ゆったり、のんびり」のライフスタイルに警告を発しているように思います。

介護は、辛く苦しい面ばかりではなく、やりがいや達成感など、プラスの側面があることは十分に承知しています。

ただ私の場合今現在のところ、老いた両親との付き合いは、エネルギーをひたすら放出することが多く、そこからエネルギーを得るといった感覚はありません。

自分自身で自分自身の内面にエネルギーをどんどんと溜めていかないと、苦しくなるような気がしてなりません。

 

ここ数年、人生初の、「ゆったり、のんびり」「成り行きに任せる」「頑張らない」そんな日々を満喫してきました。

それはそれは、貴重な日々ではありましたが、回転数を落としたコマは、次第に軸がブレ、風を受けた途端にとたんに止まってしまうような危うさも感じています。

60歳を迎えた今、ここで、少々ギアをアップして、よりアグレッシブで攻めのモードに入りたいと思っています。

こうして考えてみると、人生とは、緩急の波を繰り返しながら過ぎていくものなのかも知れませんね。

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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