還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

84歳の母。この1年で「老婆」から、お肌はツヤツヤ、ピカピカ!栄養とストレスフリーによるものか?

脳梗塞の後遺症で有料老人ホームのお世話になっている母。

嚥下がうまくいかないため、栄養は胃瘻からの経管栄養。

そんな生活が1年以上続いています。

 

若いころの母親は、お化粧が好きで、マッサージに励んでいた・・そんな記憶もありますが、ただ、晩年は、認知症を患っていたこともあり、ほとんどお肌のお手入れはしないまま。

80歳を超えてからは、さらに顔には深いしわが刻まれ、表情も暗く、顔色も冴えない「老女」の様相でした。

そして、母親が若いころから気にしていたのが、手の甲の皺。

「手は年齢が隠せないからいやなのよ」

よくそんなことを呟いていました。

 

ところが、脳梗塞で倒れ、老人ホームに移ってからというもの、みるみる母親の肌が変化してきました。

ほうれい線などのシワがほとんど目立たなくなり、すっかり色白に。

艶もよく、ピカピカです。

あれほど気にしていたしわくちゃだった手の甲も、シワが目に見えて少なくなり、白くてほっそりとした指になりました。

見舞客の皆さんが驚かれます。

 

「どうしてこんなに肌がキレイになっちゃったんだろうね」

母の姉、そして妹である叔母たちは、来るたびに、少々不思議そう。

スタッフの方が、ケアをしてくださっているのかも知れませんが、それにしてもこの変化!

 

・一番は、栄養がいいからよね。毎日、ビタミンもなにも、必要な栄養素が過不足なく、決まった時間に入ってるから、それでお肌も最高なのよ。

 

・ここにいれば、暑くも寒くもなく、湿度も管理されてるし、紫外線が当たることもないしね。

 

・ほとんどベッドで寝ているから、重力がかかることもないし、顔も垂れさがったせず、ほうれい線も消えたんじゃない。

 

・手は、家事も何もしないから、これだけキレイなんだね。

 

スースーと寝息を立てる母の傍らで、話は盛り上がり・・。

結局、栄養と、紫外線や重力、物理的な刺激を含めたストレスが肌に影響するという結論に至りました。

 

不安も苦悩もなく、日々を過ごしているかに見える母。

父親のDVによるストレスからも卒業。

そんな精神的なストレスから解放されたことで、肌も蘇ってきたのかも知れません。

脳は病気によって大きなダメージを受けましたが、皮膚は日々再生が繰り返され、母にはまだ、いろいろな力が残されているようです。

 

暖かくなったら、色白になった母に薄化粧。

ちょっとオシャレをして、桜並木の下を車椅子で散歩できたらと思います。

 

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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