還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

夫に介護されたい?それともされたくない?:妻に介護してもらいたい夫、夫にされたくない妻

昨日の朝刊を読んでいたら、全国で有料老人ホームや高齢者住宅を運営する、「オリックス・リビング」が、全国の40歳以上の中高年を対象とした意識調査をしたという調査結果が目に止まりました。

1200人余りが回答したその結果は、

女性の6割は「夫に介護されたくない」と回答し、

男性の7割が、「妻がいい」と答えたそうです。

 

ちょうど、昨日は数人の友人とのランチの日。

あれこれおしゃべりに花が咲いたなかで、

「ねぇ、もし介護が必要になった時、旦那さんに介護してもらいたいと思う?」と問いかけてみました。

そして、4人が4人ともNO!

激しくNO!

 

「そんなん、いややわぁ~。何されるやわからへん。」

「ダンナに下の世話してもらうやなんて、ゼッタイイヤ!」

という過激発言から、

「いや~、無理やと思うわ。腰が悪いねん。うちの人。とてもとても・・。」という現実発言までさまざま。

ただ、皆さん、「できればプロの上手な人にやってもらいたい」というのが共通意見。

「でも、お金かかるよな・・」というところで全員溜息。

意気消沈したのでありました。

 

そこで話題を変えて、「じゃ、旦那さんが介護が必要になったら、どうする?」と尋ねてみたところ、

夫から介護されるなんてゼッタイイヤ!と叫んだ友人も、

「そりゃ、ある程度は看たらなしゃーないやん」と。

「まぁ、放っておくわけにもいかんしなぁ。できるうちは介護すると思うわ」

と、皆さん穏健派に早変わり。

自分は夫の世話にはなりたくない、なれないけれど、夫の世話はせざるを得ないというのが共通意見でした。

 

以前は、母親の役割とされていた子育ても、両親で取り組む時代となりました。

男性介護士さんもますます増え、活躍されています。

「世話をすること」は、女性の仕事ではなくなっているのに、いざ自分のこととなると、やはり夫には介護されたくないという女性。

男性だからというだけではなく、それまでの夫婦関係の影響も大きいのでしょうね。

 

そして我が家の場合。

夫に、「ねぇ、もし介護が必要になったら、私に介護してもらいたい?」と尋ねてみました。

そしたらなんと!

「いや、プロの人がいい」と。それも即座に。

「えっ?何で?」と問い返す私に、

夫は、「だって、プロが上手だもん。上手に介護してもらいたい」と。

「はぁ・・なるほどね・・」

世の男性の7割が「妻がいい」というのに、何となくちょっと寂しい気持ちも・・。

まっ、この際、お金のことは置いておいて、

夫の希望は希望として、しかと承っておきたいと思います。

 

 

 

目を通していただきありがとうございました。

あしあとを残していただけると励みになります。 


にほんブログ村