還暦からの再起動

お料理レシピ、時々、遠距離介護や病気との付き合いなども。人生の下りを楽しむ還暦女子の日常です。

丁寧に暮らすとは-発見と創意工夫で日常生活の密度を高めたい

昨日は、ゆきにーさんのブログに辿りつき、

こちらの記事が目に飛び込んできました。

 

yuki-2021.hatenablog.com

 

「日常の密度の高い人生を送りたい」

まさに同感!

リタイア後の今は特に、大きなイベントやトピックスではなく、日々の一見平凡な日常こそが大切。

その日常の生活の質を高めたい。

そう思ってきました。

 

ただ、日常の生活の質とは何なのか、漠然として掴みにくいものがありました。

そこへ、ゆきにーさんの「日常の密度」というキーワードが降ってきました!

 ゆきにーさんは、「淡々とした日々であっても丁寧に過ごしていく事で美しく輝く」こと、「日常の生活を丁寧にこなすことが幸せを育てる」とおしゃっています。

 

丁寧に暮らしているのだろうか?

さて、自分は、日々を丁寧に過ごしているだろうか?と問いかけてみました。

現役の頃は、本当に多忙で、まるで新幹線に乗っているような日々。

その時にしか出会えないであろう大切な出来事を次々と体験しているというのに、それらは新幹線の車窓から見る景色のように、次々と視界に入っては消えていき、しっかり記憶に留めることもできずに消え去っていきました。

そして今。

私は確実に「お金持ち」ならぬ「時間持ち」になりました。

締め切りの期限もなく、飛行機や電車の乗り換えの時間を気にする必要もなくなりました。

ゆったりと時間が流れています。

でも、果たして「丁寧に暮らす」ということができているかと問いかけると、そこには曖昧にしか答えられない自分がいます。

 

丁寧に暮らすとは?

「丁寧に暮らすとは、どのようなことだろう?」自分に問いかけてみました。

ただ時間がゆったりと流れているだけでは、丁寧な暮らしは成り立たない。

そこへ、さきほどのキーワード。「日常の密度を上げる」

ゆったりと時間が流れる日常、その密度を上げることが、丁寧な暮らしを実現させることにつながるような気がしてきました。

 

丁寧に暮らしている人ってどんな人?

ブログを初めてから、多くの方の日常のヒトコマに触れる機会をいただいています。

・子育てや介護

・片付けや断捨離

ガーデニング

・お料理

・ダイエットや健康管理

・職場や家族との人間関係

・働き方

などなど、取り上げられる話題はさまざまですが、そこには、ブロガーさんの発見や創意工夫がいっぱい。

「ああ、この方は、こんなことに気づいて、こうして工夫しておられるんだなぁ」と思うとき、文章の先にあるその方の丁寧な暮らしぶりが垣間見えてきます。

例えば、グラスひとつの洗い方にしても、「ここの汚れが落ちにくい」ことを発見し、スポンジや洗剤などを工夫して、ひとつひとつ気になることを解決していく。

また例えば、お子さんの一言にハッとさせられ、何かを発見し、子育ての大切な糧にしていく。

また、持病をお持ちのある方は、ある時、症状との付き合い方を発見して、自分なりのやり方を工夫していく。

そんな、どんな人のなかにもある、日常のなかにたくさん隠れている何かを大切に掬い上げて、そこから暮らし方を工夫していく。

そんな営みこそが、「丁寧な暮らし」であり、「密度の高い日常」であるような気がしています。

 

私が思う丁寧な暮らしとは

こう考えてみると、どうやら私は、日々の日常を丁寧に見つめ、そこから何かを発見し、創意工夫を重ねて行く生活を「丁寧な暮らし」と感じているようです。

それは意識の問題であり、時間の有無は、必ずしも絶対条件ではないかも知れません。

難しいことだけれど、忙しくしていても、心を亡くさなければ、何かを発見し、工夫していくことは可能でしょう。

反対に、ただ有り余る時間があっても、丁寧に見つめ、発見しようとしなければ、ただ時間が流れていくだけ。

暮らしのなかの発見と創意工夫の密度こそ、丁寧な暮らしの大切な条件のような気がします。

 

発見と創意工夫、誰でもいつでも

どこにいて、どんな暮らしをしていても、そこで何かを「発見」し、「工夫」するって大切だなと考えていた時、母親のワンシーンが思い浮かびました。

母親は、脳梗塞で倒れて寝た切り。胃瘻をつけ、有料老人ホームで生活しています。

それは母親の食事介助をしようとした時のこと、

「もうちょっと起して、上手に食べれんから」と。

自分の意思をハッキリ伝えられるまでに回復したことを喜んでいましたが、この時母親は、日々の食事介助のシーンのなかから、体勢によって上手に食べられる時とそうでない時があるのを発見し、うまく食べられるよう体勢を整えるという工夫をしていたのだと気づきました。

年齢を重ねても、病気があってもなくても、暮らしのなかでの「発見」と「工夫」は、生きている限り常に求められるものであり、人生のなかで普遍的な価値をもつもののようです。

 

このブログで発信していきたいとこと

このブログは、私の思う「丁寧な暮らし」「密度の高い生活」を実現させるひとつのツール。

ゆきにーさんの記事を読んでこの記事を書いているように、ブログは、暮らしのなかの自分にとって大切なことを「発見」するチャンスを与えてくれています。

そして、自分自身も、発見したこと、工夫したことのあれこれを発信していきたいと思っています。

先月から書き始めたお料理のレシピ。

そのなかには、

・ささみをふんわりさせるには

・この調味料の配合がベスト

・お肉の臭みを取るには

・しっかり味をしみ込ませるには

などといった自分なりの発見と工夫が潜んでいます。

お料理のレシピに限らず、こうした日々の発見と工夫を発信することで、暮らしを丁寧に見つめる観察眼と創意工夫のレパートリーを広げていきたいと思っています。

 

今回は、もう一度、自分が目指す生活とは何なのかを振り返って言葉にしてみました。

そのことについて整理ができ、ブログへの取り組みの方向性も見えてきました。

なんだかすっきりした気分です。

 

長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。

そして

皆様、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします(*^-^*)

 

目を通していただきありがとうございました。

あしあとを残していただけると励みになります。 


にほんブログ村

 

にほんブログ村 料理ブログ 料理レシピ集へ
にほんブログ村