還暦からの再起動

リタイア後に田舎暮らしを始めた還暦女子。それなりの「人生の旬」を綴ります。

電話による遠距離介護-離れていてもできること

昨年末から始まった遠距離介護。

当初は、脳梗塞で倒れた母の病院での付き添いを中心に、月3回ほど3~4泊で出動。

2月、3月は月2回。

母親の状態が落ち着き、4月、5月は、月1回と、帰省する頻度は減っています。

ただ、帰省は減ったとはいえ、安心して目を離せる状態ではなく、電話による遠距離介護が続いています。

 

決まった時間の電話

現在、朝の8時と夕方6時半の2回、父と電話で話すようにしています。

朝食は7時半、夕食は6時から食べ始めるので、丁度食べ終わった頃、食後の薬を飲んだか飲まないかという頃に電話をかけるようにしています。

食後の満たされた時間に電話をかけることで、双方、落ち着いた気分で話すことができます。

 

電話の内容

①安否確認

まずは安否確認。88歳と高齢ですから、何があってもおかしくはなく、声を聞くと「今日も元気そう」と安心します。

②体調確認

よく眠れたか、食欲はどうか、身体の痛みはどうかなど、毎回同じことを尋ねます。

転倒して以来、ずっと脚の痛みが続いていますが、それでも転倒直後に較べれば少しは楽になっているようです。

「脚はどう?」「いや~、なかなか良くならんなぁ」という会話が毎回繰り返されています。

「ホント嫌になっちゃうよね。でも、時間はかかるけど、少しづつ楽になっていくと思うよ」とこれも毎回伝えるフレーズです。

➂服薬の確認

電話をかける最大の目的は、服薬確認。

父は数年前まで、10種類以上の薬が処方され、飲み切れなかった薬は山のよう。

母が倒れてから、主治医に相談して、5種類までに減らしてもらいました。

厳選された5種類ですから、できるだけ服薬してもらいたい。

「お父さん、朝の3つの薬、今朝も飲めた?」

毎回繰り返しているうちに、「朝は3粒だったな」と覚えてくれるようになりました。

ヘルパーさんが「お薬カレンダー」に入れてはくれますが、それを取りだして飲むのは父自身。

朝と夕。食事直後の服薬確認を続けています。

④その日のスケジュールの確認

日にちや曜日の感覚が怪しくなっている父。

月曜日と木曜日はデイサービスの日なのに、すっかり失念して慌てることもしばしば。

姉と母の面会に行く日を間違えて、「いくら待っても、〇子が来ない!何をしとるんだ!」とカンカンになって電話がかかってきたこともありました。

「明日は、デイサービスの日だね」

「今日は、デイサービスの日だね」

と何回もしつこいほどに確認します。

⑤困っていること、して欲しいことがないかの確認

電話の最後には、必ず、「今困ってること、してほしいことはない?」と尋ねます。

最近は、「脚が痛くて困るけど、まぁ、これは仕方ないな」というのが毎回のリアクション。

「母さんの顔が見に行きたい」「調子が悪いので医者にかかりたい」「うまいものが食べたい」「夏物もシャツが欲しい」などなど、その時々でのリクエストをまずは受け止め、姉に伝えたり相談したり。

ただ、翌日には、「そんなこと言ったかな?」と忘れてしまうこともしばしばなので注意が必要です(笑)。

父親の不安、とりとめもない話しを受け止める

父親との会話は、「〇〇した?」「〇〇はどう?」など、看護師さんの検温のようになってしまいがち。こちらの気持ちに余裕がないと、尋問のようになってしまいます。

そんな時には、電話を切った後の後味が何となく悪く落ち着きません。

そこで、自分が聞きたいこともあるけれど、父親が話したいことをなるべく受け止めるようにしています。

話題は、母親の容体、母親の今後に関する不安、思い出話、デイサービスでの出来事など。

長くなる時には、「あっ、お父さん、ごめんなさい!ちょとお客さん来ちゃった。また夕方かけるからね」と切りあげます。

この術を使うことで、父親への電話の負担感がずいぶん軽減されています。

 

一日2回の電話による遠距離介護。

最近では、「そんなに電話してこんでもいいから。何とかやってるから」と言われることも。

そろそろ1日1回でもいいかな?

所詮電話は電話。それでも、1本の電話で、危険を回避できたり双方が安心したり元気が出たり。(時にはイライラしたり(;´・ω・))

「側にいなくても、電話でも、できることはけっこうあるなぁ」

そう、思っています。

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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