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還暦からの再起動

リタイア後に田舎暮らしを始めた還暦女子。それなりの「人生の旬」を綴ります。

田舎暮らし、ご近所さんとの距離感:農家派と漁師派

都会から田舎へ転居した友人。

玄関のベルを鳴らすこともなく、「〇子さん、いるぅ~?」と近所の方が家の中に入ってくる地域の風習にも馴染めず、長年ストレスを抱えていたようでした。

そう言えば夫の田舎でも、帰省するや否や、車庫の車を見つけて、

「〇ちゃん(夫のこと)、帰ってきたやねぇ・・」と両隣の方が顔を見せてくれていました。

そして、夕方には、「これ、食べてみて」と大皿に盛り付けられた天婦羅を大事そうに抱えたおばさまが、もちろんベルを鳴らさず、台所に。

ご近所さんとの距離の近さに、驚いたこともありました。

 

当地の農家の場合

昨日、お茶をしに来てくれた近所の友人と、ご近所付き合いについてひとしきりおしゃべり。

この地に生まれ育った友人は、「ここも田舎やけど、農家と漁師では、そこんところが違うのよ」と。

友人曰く、農家の場合は、近所の人が家の中に上がるのは、お祝い事や法事など改まった時のみ。

日常的には、玄関で対応することはほとんどだとか。

どの家も、玄関は広く、上がり口に続くスペースには通常、座布団が常備されていて、そこで話したり、お茶を出したり。

どの家も、玄関と次につづくスペースは、いつもきれいに整えられているのだとか。

近所の人でも、キッチンやリビングに入ることはほとんどなく、家に上がる時には、2間続きの広い座敷に通される。

そう話していました。

 

漁師の場合

ところが、漁師の場合には、様相が一変するのだとか。

近所の人は、遠慮なく台所に入り、一緒に作って、できたお料理を分け合ったり。

「勝手知ったる他人の家」を地で行くような距離の近さ。

「一度海に出たら、生死を共にする仲間」という想いが、垣根を低くしているのかも知れない、と友人。

「なるほどね・・」

人口5万人ほどの小さな田舎町。そのなかでも、漁師町と山沿いの農家が密集する地域では、ご近所付き合いの様相は異なっているようです。

 

私たちの場合

当地に転居して6年。

実は、夫、人との付き合いがあまり得意ではありません。

ご近所の方との距離が近い田舎に育ったことが、かえって人付き合いを苦手にさせたようです。

そもそも、リタイアしてまで、人付き合いに悩まされたくないという気持ちもあり、ごく親しい人と、密接な関係を保つのが、今の私たちのスタイルになっています。

親しくお付き合いさせていただいているのは、6~7人程度。

一緒にお料理をしたり、ご飯を食べたり。お互いの自宅を行き来しています。

ごくごく限られた友人との間で、「漁師派」のお付き合いというのが、今の私たち。

ごく親しくお付き合いできる友人に恵まれた幸運に感謝しています。

 

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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