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還暦からの再起動

リタイア後に田舎暮らしを始めた還暦女子。それなりの「人生の旬」を綴ります。

重複がん患者になって、人生のギアが入る

非浸潤性の乳管癌と甲状腺乳頭がん。

そのどちらもが、予後の良いがんです。

現在、厳しい治療に立ち向かっているがん患者の友人曰く、私のは、癌とも呼べないような「ヘボがん」とのこと。

であるにせよ、この2つの癌になったことは、少なからず私に変化をもたらしました。

 

「私は老衰コースとの思いこみ」

私の祖父母は、何と4人とも90歳を超えて老衰で亡くなるという長命でした。

98歳、96歳、95歳、93歳。

そんな4人の亡くなった年齢を聞かされるにつけ、我が家は長命の家系。きっと自分も長く生きるのだろうと、思い込んでいました。

そして、祖父母、両親、叔父、叔母の14人中、癌で亡くなったのは、2人。

国民の約2人に1人は、一生涯のうちに癌を経験すると言われるこの時代に、たった2人。

私は、いつしか、「自分だけは癌にはならない」という確信めいたものを抱くようになっていました。

 

自分もがんになるんだという驚き

乳癌が見つかったときは、最初からごく早期のものだということがわかっていました。

ですから、ショックというよりも、「へぇ~、私も癌になるんだ」という意外なことが起こった驚きを感じたのを覚えています。

「絶対にならないと思っていた癌になったんだ・・・」と。

そして、続いて見つかった甲状腺乳頭がん。

こちらは、しこりとの付き合い35年。

長い年月を経て悪性化していった甲状腺の細胞を思うと、特に老いを自覚するような症状はないものの、身体全体が老化し、細胞分裂のプロセスが変調を来たしているのだと、実感しました。

 

人生は有限、それも射程圏内

「自分が癌にはならない、多分、老衰コース」そう思っていた頃は、この先の人生は約30年。

この先30年、自分がどう生き、どう老いていくかのイメージがわかず、漠たる時間を思うと溜息が出ることもありました。

ただ、今回、この2つの癌になり、人生は、極めて有限であり、それも射程圏内である可能性を意識するようになりました。

この2つの癌の経過観察期間は10年。

この2つの癌を常に頭の隅に置きつつ、とりあえずあと10年をどう生きるか。10年をどう組み立てるか。

そして、前半の5年をどうするか、今年1年をどう過ごすか。

癌患者という看板をいただく前と今とでは、確かにギアが変わった・・そう感じています。

 

 

 

 

目を通していただきありがとうございました。

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