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還暦からの再起動

リタイア後に田舎暮らしを始めた還暦女子。それなりの「人生の旬」を綴ります。

介護ストレスから身を守る。姉の場合

今年62歳になる姉は、昨年の3月末に長年勤めた会社を定年退職し、4月から関連会社に再就職しました。 

それまでの管理職という立場を離れ、肩の荷を下ろした姉は、さまざまなストレスかあら解放され、純粋に仕事そのものを楽しんでいたようです。

そして、再就職から9か月後の昨年12月、母親が脳梗塞で倒れ、介護が始まりました。

 

もう1年だけ 

母親が倒れた当初、姉はすでに来年度の勤務継続希望を提出していました。

「もう1年だけ、何とか仕事を続けたいと思うの」そう話した姉。

介護と仕事のバランスをはかるのは容易ではないけれど、姉の人生は姉のもの。

「仕事を続けたかったのに、両親の介護でできなかった」と姉が犠牲感を抱くのは妹としても本意ではなく、姉の今の選択を支えたいと思っていました。

 

それから9か月。いつも疲れている姉

姉は、母親が倒れてからというもの、仕事の休みの日は、ほとんど母親の面会、医療者との対応、父親のこまごまとした日常生活の助け、自宅売却にかかわるあれこれに奔走。

自宅でゆっくりできたのは、5日間ほどとのことです。

会えば、いつも疲れている印象。

姉と二人で母親の病状説明に同席した際、主治医が説明している最中のほんの一瞬、姉の意識が薄らぎ、居眠りをしたときには、「ああ、疲れているんだな」と驚きもしました。

 

「私、ずっと仕事してないと、やっとれん!」

そんな姉が、昨日電話で、「私、仕事をしていないと、やっとれん!」と叫びました。

仕事を減らせば、仕事をやめてしまえば、姉の負担は少なくなるかというと、さにあらず。

そう思わせる要因は、父親にありました。

不安と孤独、寂しさに耐えきれない父親は、始終姉に電話をします。

「A子(姉)、ちょっと来れんか」

「今度は、いつ来てくれるんだ」

「なんだ、ずっと仕事なのか・・・」

父親が、肩越しから覆いかぶさってくるように感じる何とも言えない負担感、不快感。

母親の病状について、何度も同じことを聞き、嘆く父親

仕事が終わって携帯電話をみると、父親からの不在着信が10件あまり。

「携帯を開くのとうんざりして、携帯をみるのが怖くなる」と姉は話していました。

 

介護離職の防止はストレスから介護者の身を守るためにも大切なこと

「仕事中が一番自由。だから仕事がないと、私、ダメになる」

仕事を続けることで、姉は、時間的、体力的には自由がきかなくなっています。

ただ、精神的には、仕事を続けることが、介護ストレスから身を守る防波堤になっているようです。

介護離職の防止・・そんな言葉をよく耳にするようになりました。

姉の場合を考えてみると、介護離職を防止することは、介護する人の身をストレスから守るためにも大切なことなのだと感じています。

もちろん、職場環境、労働条件にもよりますね。

 

 

                                                                                                                                                    目を通していただきありがとうございました。

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