読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

還暦からの再起動

リタイア後に田舎暮らしを始めた還暦女子。それなりの「人生の旬」を綴ります。

胃瘻を造った後の母親の未来

胃瘻を造ることを強く勧められた母。

「もろ手を上げて賛成!」とはならなかった私たち家族。

それは、胃瘻を造った後の母親の未来に、母の幸せ、希望があまり見えないと感じたからです。

 

胃瘻を造ったらお母さんどうなるの?

胃瘻を造った後の母親の将来を具体的に想像してみました。浮かんできたのは、

①胃瘻から栄養が確保できても、広範囲に脳が障害されているため、V字回復は難しい。

②高齢者マンションに戻って父親と暮らすことは困難。

➂オムツをして寝たきりの状態で、長期間、場合によっては年単位で病院、または施設で暮らすことになる。

そこには、あまり明るい未来は、見えてはきません。

「人さまに迷惑をかけてはいけない」「惨めな姿を見せたくない」と常々口にしていた母。

外見や世間体を極端に気にする母だっただけに、正直なところ、あのまま何年も生き続けるのはかわいそうで忍びない・・。

もう、これ以上、頑張らせるのは酷ではないか、そんな気持ちが先立ちました。

 

ベルトコンベアーに乗せられて運ばれて行く母

もちろん、母親のために胃瘻を勧めてくれた医師ですが、こういう場合は、Aコース、こういう人はBコース、こちらはCコースと、何か病院、あるいは医療行政が決めた巨大なベルトコンベアーに仕分けされて運ばれていくような多少の違和感も感じていました。

「胃瘻を造らないと、この先受けてくれる病院や施設はほとんどないですよ」

患者主体の医療とは言われますが、実際に医療を選択する立場になれば、そのベルトコンベアーからこぼれ落ちることなど到底できない。

それが現実なのだと思わざるを得ませんでした。

 

 

 

 目を通していただきありがとうございました。

足跡を残していただきますと励みになります。


にほんブログ村