謝ることの難しさ-回転寿司にて
今日は午前中、夫と食材の買物に出かけました。
そして、その帰り道、回転寿司で早めのランチをいただきました。
開店時間早々に飛び込んだので、私たちが一番のり。
他にお客様はなく、静かな店内での出来事でした。
注文したお味噌汁がなかなか来ないので・・
今日は、いつにも増して風が冷たく、温かいお味噌汁で温まりたいと、すぐにお味噌汁を注文しました。
いつもは、注文後、間もなく運ばれてくるお味噌汁が、どうしたことか、なかなか来ません。
そこで夫が、スタッフの方に、「味噌汁が来ないんだけど」と声をかけました。
特に不快な感情を露わにしたわけでも、まして大きな声を出したわけでもありません。
申し訳けございませんと恐縮するスタッフ
「申し訳けございません。すぐに確認してまいります」と恐縮するスタッフ。
そして、間もなくそのスタッフによって、お味噌汁が運ばれてきました。
「遅くなりまして、すみませんでした」とまたもや恐縮顔。
「いえいえ、いいんです、いいんです」と夫。
その後は、お寿司もお味噌汁も美味しくいただき、満足のうちに会計へと進みました。
そして、帰り際に、もう一度同じスタッフがわざわざ店のなかほどから私たちをみつけ、駆け寄り、もう一言。
「さきほどは、大変失礼いたしました。申し訳けございませんでした」
そして、深々とお辞儀。
何だか、悪いことしちゃったかな
あまりにも丁寧な対応に、何だか、今度はこちらが恐縮してしまいました。
「ちょっと、怯えてるような感じだったよね」
「クレーム対応に苦労してるのかな」
「気の毒しちゃったね」
帰りの車のなかでは、そんな会話が。
たかだか、注文した品物が少々遅いと告げただけのつもりでしたが、かえってこちらが相手を傷つけてしまったような妙な罪悪感が残りました。
謝罪とは、本当に難しい・・・
心に残った今日のランチでした。